NEWS&TOPICS
お粥と雑炊
お粥と雑炊の違いは、お粥は白米や玄米から炊き上げる、雑炊は鍋料理等の後に炊飯されたご飯を入れ味を調えて仕上げる。鍋に米を入れる頃合いに違いがある。
お粥は、米の粒子が防爆し、糊状に変質すると味覚が低下する。米の粒子が口の中で、はっきりと確認できる方が美味しいとされている。
レトルトパックなどは、製造日からの日数で、米粒子が膨らみ糊のような状態になり、味覚はどんどん低下していく。
お粥や雑炊は、炊き上がりが一番美味しい。
地域の食文化として、奈良の「茶がゆ」は古くから有名である。
京都では、1月7日の7草粥ゆ、15日の小豆粥は、食生活の古い伝統の料理である。
お正月の贅沢三昧から胃を休めるとして進められてきた料理である。
京料理には、他にスッポン雑炊、鰻雑炊、かに雑炊、カキ雑炊など、高級な料理として今も老舗で生かさせている。
中国では、古くから朝粥が多く、漢方粥は疾患に対する治療粥として、現在も生かされている。
日本の70歳代以上の人は、戦中戦後の食糧難の時代、米を増量させるためお粥が多くの家庭で炊飯されたために、お粥嫌いの人が多く見られたが、お粥や雑炊は大変健康な調理の一つで、美味しく、高齢化社会では欠かせない調理である。
長期入院等で食事制限されると重湯、3分粥、5分粥、7分粥、全粥などが出され、美味しいとする思いが少ないため、なんとなくお粥はまずいと思われていることがある。
お粥を美味しく炊くには市販されている電気炊飯器では、時間も掛かり、もう一つ美味しくなく、家庭のステンレスの鍋では、む吹き上がり、炊きにくい。
炊飯やお粥は吹きこぼれを出すと味覚は低下する。
吹きこぼれずに炊くことが普通の鍋では難しく、美味しく炊きにくい。料理場でも嫌われる料理の一つである。
磁性鍋は、お粥や雑炊を大変美味しく短時間に調理が可能である。
炊飯時間と白米や玄米の比率
白米 水
全粥 80g 180cc
7分粥 40g 180cc
5分粥 30g 180cc
3分粥 20g 180cc
病院では多くの場合、重湯は5分粥等のうわ水を取り出す。
粥の作り方
注意、米と水を入れ500wで沸騰すると中フタがガタガタとおとがすると弱や解凍または300W以下にしてとろ火で10分以上加熱し仕上げる少し柔らかく炊く場合はとろ火の時間帯を長くすると美味しくなる。
米が防爆せず炊きたいときは、水のPHを酸性または硬水の時は米が割れにくい。
酸性にするには梅干し半カットを入れると美味しく仕上がる
一人前の七草粥の場合
① 白米 水に2時間浸漬する。
② 浸漬後の白米に180ccの水を入れ、磁性鍋Sサイズで、電子レンジ500Wで、 5分間加熱する。
③ カタカタと音が鳴り始めると、取り出して、七草と塩を少々、入れ、レンジの解 凍または、300Wで、10分間加熱する。
白米の硬さによっては余熱時間を2分から3分程度おいて下さい。
一人前の小豆粥の作り方
① 白米 水に2時間浸漬する。
② 浸漬後の白米に180ccの水を入れ、磁性鍋Sサイズで電子レンジ500Wで、 5分間加熱する。
③ カタカタと音が鳴り始めると、取り出して、小豆大さじ一杯、小豆の汁、大さじ一杯、 塩を少々、入れ、レンジの、解凍または300W、で10分間加熱する。
白米の硬さによっては余熱時間を2分から3分程度おいて下さい。
玄米粥は、玄米の浸漬時間は、5時間程度、磁性鍋の電子レンジ500Wによる加熱で、沸騰まで2分間ほど長く掛かります。300Wのとろ火で12分以上、加熱して下さい。
余熱時間を長い目に取って下さい。
必要とするエネルギー総量
500W× 5分×60秒=150,000J(ジュール)
300W×10分×60秒=180,000J(ジュール)
総計 330,000J(ジュール)
パナソニック炊飯器 SR-SPXシリーズで、お粥(白米1合、150g)の炊飯をする場合、
前炊き5分(1210W) 炊き上げ29分(1210W) むらし5分(900W)
必要とするエネルギー総量
1210W×34分×60秒=2,468,400J(ジュール)
900W× 5分×60秒= 270,000J(ジュール)
総計 2,738,400J(ジュール)
白米 40gの場合 2,738,400J×40g÷150g=730,240J(ジュール)
磁性鍋によるお粥の炊飯は、パナソニックの炊飯器に比べ、約1/2(2分の1)のエネルギーで炊飯できます。
J(ジュール)は熱量の単位です。
1 秒間に 1 J(ジュール)の仕事が行われるときの仕事率が 1W( ワット)であり、ワット W はジュール J と秒 s から定義される。
W = J / s
気になること、質問なんでも歓迎!お待ちしています!