メタボに効果!磁性鍋で分子ガストロノミー調理の実践
環境・エネルギー・健康の問題と磁性鍋
“食”のあり方を見直すことで健康、高齢化社会、日々のエネルギーや環境破壊の問題について、活路を見いだすことができるでしょう。
■台所のムダなエネルギーをなくす磁性鍋の省エネ効果 |
地球環境は危機的な状態になっています。その中でも台所から派生するCO2の軽減はほとんど進展していません。
ガスを利用しても、IHでも換気扇を回さなければ、台所は熱く我慢ができません。ガス火では換気しなければ、室内にCO2が充満し危険になります。
食品加熱調理に必要なエネルギー以上にエネルギーを利用し、多くのエネルギーが拡散しているために換気が必要になっています。
例えばガスの火は1200℃ですが、実際に調理加熱で必要な温度はタンパク質が変性しない80℃まで、食品の中心温度は70℃~80℃になれば調理は完成です。
直接ガス火を食品に加えると「こげ」るためにステンレスやアルミの鍋を利用します。そのまま加熱すると「こげてひっつく」から水を加えています。ガス火の温度を分散し、拡散させて調理していることが換気が必要な原因になっています。
ガス火が鍋の水に熱吸収されるのは、全体のエネルギーの1/3程度で2/3は空気中に拡散しています。水が沸騰し食品に熱エネルギーが伝導していくことが、炊く、煮る等の調理になっています。
IHは熱効率が高いとされていますが、それでも50%程度です。水が沸騰し熱エネルギーとして食品にエネルギー転換するのはその内で約50%程度、調理の多くは15%~25%がエネルギーの転換効率になり、その上換気扇のエネルギーや空調のエネルギーが必要になります。そのため、実際に調理に必要なエネルギーに対して10倍のエネルギーが使われているのが現実です。
磁性鍋はこのエネルギーの無駄を大幅に軽減しています。
調理時間の短縮とによるエネルギーの効率化と直接付加するエネルギーの無駄を軽減しています。換気扇の必要性もありません。
■日々の買い物と調理のムダをなくす |
あなたが馬鈴薯を1袋、(1つ200g5つ入)を200円で買い求めたとしましょう。
買った時が11月から12月としますと多くの産地は北海道又は青森、銘柄は男爵またはきたひかり、調理をするときに土を洗い落とし、キッチンカッターで表皮を取り除くと平均重量は20%~25%減少します。200円の内、40円~50円このときに捨てています。
馬鈴薯の収穫は8月~9月既に60日以上が経過していると栄養価は最盛期から見て15%~20%低下しています。馬鈴薯の栄養価は収穫1週間目が最高でその後、貯蔵の日数経過と同時にビタミンCを始め多くのビタミン類、糖質は減少します。栄養価を価格から見ると最盛期から最低でも15%減少し、その上に20%をゴミにしています。栄養価の価値は表皮に近い場所ほど高く、表皮のから2mm~5mmに全体の50%の価値が存在しています。商品価値に換算すると最盛期から調理によって200円の馬鈴薯の80円分を調理したことになり、120円が捨てられた計算になります。
1kg馬鈴薯は重たいものです。一生懸命買い物されても、日々のこの無駄を少なくする必要を感じませんか?
馬鈴薯が1月~2月になると芽が出始めます。芽が出始めると調理では40%近くがカットされ捨てられます。捨てなければ使い物になりませんし、食べると病気にもなります。
このときの商品は、1kg200円で買ってきても実際は50円~60円の価値しかないことがあります。同じことが3月~5月には多くなり、6月にも7月にも見られ、気を付けなければ1年中見られます。
類似した商品では里芋類に多く、ゴボウの品質にも言えます。
夏場の雨の多い時期にも多く見られる現象です。中心部分が腐敗しているキャベツやレタス、夕方になるとしおれきった葉の野菜、半額札の着いた腐敗した野菜や黄色く変色した野菜は、栄養価から見ると消費の価値はなく、明らかなゴミですが、販売されています。
販売されている産地とその商品管理によって青果物の価値は大きく変わります。
量販店も百貨店も専門店も最近は商品管理が大変乏しく、その上に商品知識が大変悪くなっています。生産地も昔ほど熱心ではありません。生産者は何年に継続した市場価格の低迷で生産意欲が低下しています。
野菜の品質の低下は消費者の野菜離れ、無関心も原因の一つです。有機野菜の表示や無農薬の表示、産地の表示だけでは野菜に関する表示は十分ではありません。あなたの見る目を養う以外にありません。
悪い野菜は売り場に返品する勇気が必要です。
仮に電気製品を買い不良品であれば返品が可能です。野菜も同じで中には腐敗している商品が陳列されていることもあり、消費者の厳しい指摘が求められています。
消費者、主婦は調理場のプロになることであり、生涯素人で終わることは怠慢でしかありません。調理場のプロであることは食品素材の善し悪しの判断ができることです。そして食品素材のよい商品のそのままの味覚を知ることです。そのままの味覚、シンプルな味覚ですが素の味覚は大変美味しいものです。
■野菜の栄養素のムダ |
冷蔵庫の宣伝では、鮮度維持が可能として保冷室いっぱいの野菜の宣伝が多く見られます。低温保存、低温度で高湿の保存庫は確かに保存日数が延長されるようになりました。
どんな野菜も、生きており生きている限りは呼吸をします。大地から栄養分を補給できる場合は生育しますが、冷蔵庫の保存はその日数分に応じて基礎的栄養分は減少していきます。糖分やビタミンCの減少が激しく、それだけ味覚は低下します。
既に買い求められるまでに最低でも2~3日を経過しており、その間に品質は低下しています。何日も冷蔵庫に保存するのであれば、買ってきた日に熱処理をして冷凍にするか、低温保存するのが栄養成分を減少させない美味しい食べ方です。
タマネギや菌茸類は加熱後の翌日が美味しくなります。外観が痛んでいなくとも栄養価は減少します。冷蔵庫の電気代と共に栄養価の減少も経済としてみると価値の低下を招いています。
キャベツやタマネギにんじんなどは日持ちがしますが、外観の日持ちと味覚の変化は違いがあります。商品表示では収穫日が提示されていませんが、今後は、青果物に収穫日の提示の運動をすべきです。産地表示以上に大切な表示です。
人間は摂取することで生命を維持していますが、摂取するにもエネルギーを使っています。その上にその日の食品の栄養素はその日から約10日間の血液に影響が生じています。
細胞の多くは約100日の積み重ねによって組成されています。
摂取している食品の価値をおろそかにすることが、全ての疾患に結びつくのです。
気になること、質問なんでも歓迎!お待ちしています!