メタボに効果!磁性鍋で分子ガストロノミー調理の実践
磁性鍋の100%波長転換の効果が認められた知財高裁の判決がおりました。
特許庁と過去3年以上に亘り磁性鍋の科学的根拠に付いて争っていました。
磁性鍋の特許庁に関する経過報告
2005年2月14日 磁性鍋の開発と特許申請。
2009年12月22日、特許庁拒絶査定
2010年3月17日、 審判請求
2010年10月26日、特許庁拒絶理由通知書
2010年12月20日、手続き補正書及び意見書の提出
2011年3月15日、 特許庁拒絶審決
2011年4月26日、 知的財産高等裁判所に審決取り消し訴訟準備書面提出
2011年7月20日、 知的財産高等裁判所第1回口頭弁論呼び出し
2011年9月23日、 第2回準備書面の提出
2011年10月18日、 第2回目口頭弁論呼び出し
2011年10月17日、 特許庁より担当事務官代理人解任通知書の報告
2012年1月31日、 知的高等裁判所判決、特許庁の拒絶審判に対して2011年3月15日 の審決を取り消す。
特許庁との訴訟で勝ち特許が成立することが証明されました。
特許において申請した新たな技術と社会的効果は、
電磁レンジのマイクロ波を100%、遠赤外線、赤外線に波長転換する方法、調理加熱の省エネルギー効果、マイクロ波を食品に照射する危険性を回避し安全な調理の普及 等でこれらの争点の全てを知的財産高等裁判所は認めました。
磁性鍋の開発の目的
1.電子レンジ調理に対して、消費者への安全で、安心し利用できる方法の確立
2.調理による消費エネルギーを軽減する省エネルギー対策
3.手作り料理の幅広い復活により、高齢化社会に欠かせない食生活からの健康維持
4.調理現場の環境の改善
この4つをテーマを目的に、ホームページも「メタボレスクッキング」として広めてきました。磁性鍋は単に販売促進による利益の追求だけではなく、高齢化社会へ向けて健康長寿を支える社会運動の一環として活動を広めていました。
磁性鍋の最大の特長は、電子レンジのマイクロ波を100%遠赤外線、赤外線の波長に転換し調理する方法で、技術の確立には、高度な学術的知識が必用とします。他のメーカーでは、これまで60%の波長転換は説明していますが100%の波長転換は存在しません。
従来、電子レンジメーカーではこの方法の確立が出来なかったことから、過熱水蒸気や遠赤外線ヒーターを別に付け高額で販売されています。
なぜ、家電メーカーが過熱水蒸気、遠赤外線ヒーターを付加し高額で、且つエネルギー効率の悪い商品開発を進め販売しているのか、その要因は消費者の方々には正しく伝わっていません。
2000年4月から始まった大阪大学、大学院工学科教授、柳田祥三を中心とする、マイクロ波効果・応用シンポジュウムの5ヶ年の研究では、全国の大学研究機関が組織され研究会が発足しました。研究のなかには、マイクロ波の化学的応用実験の報告があり、短時間に触媒反応を促進し、実用化計画も進んでいます。マイクロ波は化学反応や分解等の促進に効果的であることが実証されました。学術的実験例が示すように、組成にマイクロ波照射によって組成分子の分子回転による分解や反応が進むことは、食品素材に含まれる成分、例えば栄養成分と調味料が同じように分解や反応を起こしていると見ることができ、調理に長時間電子レンジを利用することは決して進められることではないことを示しています。実感として鶏肉、豚肉をマイクロ波調理すると食感がバサバサに変わり組成変化をしたことを示しています。高濃度の塩分も調理後あまり塩分を感じないことが実際に起こっています。
マイクロ波照射後に食品素材がどのような化学組成に変化したのかその実験例は学会では報告されていませんが、危険性がないとするデータも存在しません。
企業は危険性をいち早く回避しておく必用から、電子レンジの構造的転換を促進したと予測することができます。
過熱水蒸気や遠赤ヒーターの構造的転換によって消費者にはメリットがあるのか?
マイクロ波の調理では0.7kwが主な出力ですが、過熱水蒸気や遠赤外線ヒーターの出力は1.2kwで、同じ調理品を調理する調理時間は、マイクロ波単独の約倍の時間が掛かっています。エネルギーのロスが大きいことを示しています。省エネが求められているなかで消費者に大切なエネルギーコストのメリットは見えません。
市民の一部には、マイクロ波による漠然とした不安があり電子レンジを避けている消費者も存在します。又ペースメーカーなどを携帯している疾患の人たちも避けられています。
この問題が公知として追求されたときに、回避しておく必要性から過熱水蒸気や遠赤外線ヒーターを付加し高額で販売していると予測出来ます。
特許申請と同時に審査請求を行いましたが、特許庁の審判は、3度にわたり特許拒絶としてクレームが付きました。我々は、再審請求として、東京高裁、知的財産高等裁判所に提訴し、最終結審において勝訴しました。
知的財産高等裁判所が電子レンジの100%波長転換する技術とその社会的必要性を認めています。
我々のマイクロ波と磁性素材との研究では、2011年12月13日、次世代エネルギーとして今後大きな社会問題解決となる。「感温磁性流体のエネルギーシステム」の特許登録が終了しました。この基礎的研究は磁性鍋の開発が一つのヒントになっています。
我々は、次世代の世界のエネルギーは、自己充足、公平に誰でも、利用したい場所で、必用な時間に、必要な容量が利用でき且つ、CO2を発生させず、経済的に安価で、持続的グリーンエネルギーであることをコンセプトに研究開発しました。
2011年2度にわたりチュニジアへ訪問しました。
チュニジアでは駱駝やロバにまたがっている老人が携帯電話を持ち話しています。
電話に電線がいらない社会に成ったことが、チュニジアの「ジャスミン革命」アラブの春の源泉に結びついています。
エネルギーも同じように電線に依存することなく、必用な場所で電気が得られるとホルムズ海峡で争うことは無意味になります。20世紀はエネルギーが原因で勃発した戦争による死者は第一次世界大戦から始まり日本にも多くの死者の記憶がある、第二次世界大戦、クエート、そしてイラク等全てエネルギーの争奪が原因で、その死者は5000万人を超えています。
次世代エネルギーも重ねてご支援下さい。
次世代エネルギーの「感温磁性流体のエネルギー」は2/24日、NPO法人「未利用資源事業化研究会」の設立フォーラムで講演します。 ご参加下さい。
気になること、質問なんでも歓迎!お待ちしています!